ニトリレディーステレビ観戦記 渡邉プロよハンターになれ! [LPGAテレビ観戦記]
出典:LPGA日本女子ゴルフ協会/http://www.lpga.or.jp/news/info/8920
テレビ観戦していました。イボミ選手おめでとうございます。
気が付けば、2打差を付けてのゴールでしたね…
これで、今季3勝目です。獲得賞金の合計も¥136,692,066と
賞金女王に向けて万全な状態で、秋の戦いに進んで行けそうです。
それにしても残念だったのが、渡辺 彩香プロです。
2週連続最終日最終組の栄誉を、勝ち取っていたのですが…
前回のCAT Ladiesでは、2日間までは69・68と60台で廻り
最終日にまさかの75の3オーバーパーで10位まで後退。
今回は、そのリベンジも含めての優勝チャレンジだったのですが、
72のパープレースコアでした。
オーバーではなかったのですが、最終日にスコアを伸ばせないのは、
やっぱりダメです。
戦況です…
本日は、渡邉プロが1打差を追いかける形でスタート。
1番ホールでいきなりバーディーを取り。イボミプロと並びトップへ。
3番ホールでは、さすがイボミプロです。すぐバーディーを取り返して再びトップタイへ。
続く4番で渡邉が、6番でイボミがそれぞれバーディーを取り、
一進一退のトップタイで、お互い譲らない緊迫感溢れるプレーを展開していました。
しかしイボミが、後半OUT上がりの3ホールの7番と9番で痛恨のボギーを叩くと、渡邉プロが2打差を付けてトップに立ち、前半戦を修了。
9番ホールのボギーは、悔しかったでしょうね…
何せロングホールです。
イ・ボミクラスの選手ならば、きっとここは、バーディー計算だったはずです。
何度も言いますが、悔しかったはずです。きっと…
さて後半INコースへ入りますと、イ・ボミ12番で痛恨のボギーを打ち、
このボギーで渡邉とは、3打差まで広がり。渡邉圧倒的有利な展開になりました。
しかし勝負の神様は、ここから渡邉に試練を与えました。
ここまで、本日2オーバーパーと調子が、ぱっとしないイ・ボミプロでしたが…
13番・498ヤードとやや短いロングホール・14番・ 312ヤード短いミドルホール
15番の404ヤードと距離のあるミドルホールを、3連続バーディーを決めました。
この3連続バーディーで、見事に渡邉に追いつき再びトップタイへ
並び、イボミプロが息を吹き返した。
一方、渡邉プロの方は、13番の距離のないロングホールのバーディーパットを決めきれずに、何となく嫌な予感が走ります。
追い詰められた渡邉プロの心理に、先週の残像が浮かんだのかもしれません。
勝負の天秤は、一度傾き始めますと、もう歯止めが利かずに、彼女を追い詰めて行きます。
確かに彼女は、INコースに入ってから、5ホール連続パーと
耐えてはいましたが、バーディーも取れていませんでした。
15番 16番と400ヤード台の長めの難ホールで、連続ボギーを打ってしまうと、
貯金を一気に掃き出し、逆転の2打差で、今度はイボミの背中を追いかける事に。
しかし今季圧倒的な強さを、見せつけている百戦錬磨のイボミプロには
付け入る隙の2回目は、貰えませんでしたね。
だから今季こんなに強いのでしょう。
INコースに入ってから、バーディーと云う獲物を、捕らえられなかった
渡邉プロが勝機を逃し、逆にイボミプロは、獲物の捕まえ方がよく分かっていて、そこへ気持ちを集中して獲物を捕らえました。
言ってみれば、現場の状況を良く把握しているプロのハンターです。
これも経験です。渡邉プロよ…ここぞ…と云う時に獲物が取れるハンターになれ!